石坂教育研究オフィスの石坂康倫(いしざかやすとも)です。
この度、当オフィスで使用していたオフィスビル(2025年6月30日まで)を解約し、自宅を拠点として事業を継続することとなりました。
それに加え、ホームページの更新(2025年6月16日まで)もしないことといたしました。
したがって、今後ホームページ内に記載している住所は一切使用することはできません。
それに伴い、現在ホームページに記載してあるオフィスの住所を削除いたします。
今まで通り、石坂教育研究オフィスの事業は継続いたします。
「オフィスだより」はFacebook等にて発信するつもりです。
これまで、ホームページをご覧いただき、ありがとうございました。
引き続き、宜しくお願い申し上げます。
2025年6月13日
石坂教育研究オフィス
石 坂 康 倫
主な事業項目は次のとおりです。
1 〇学校の先生方対象のご相談
〇保護者様対象のお子様お悩み相談
〇教育管理職対象のご相談
〇学校教育改善・学校改革のご相談
2 〇オフィスビルの会議室での
先生方の勉強会・対話会
3 〇学校・企業等への訪問講演・研修会講師
皆様へ
こんにちは。
私は石坂康倫(いしざかやすとも)と申します。
思うところがあり、昨年学校現場を離れました。
今後、私にできることがあるとすれば、校長をはじめとする管理職の先生方や、一般の先生方や、保護者様の良き相談相手になり、お一人お一人に適切なアドバイスをしたり、皆様の心の悩みをほぐすことができるのではないかと考え、石坂教育研究オフィスを立ち上げました。
事業内容は既に書かせていただいた通りですが、その他のことであっても私がお役に立てると判断したものはお引き受けさせていただく所存です。
教育コンサルタントとしての私の強みを紹介させていただきます。
1 私は学校をもっと良く変えたいと考えていらっしゃる校長先生に適切なアドバイスをすることができます。私は公立と私立の二校の中高一貫教育校を立ち上げ、教職員と協働して成功に導くことができました。また、進学校の復活を実現しました。2 私は悩み事を抱えている先生の心を軽くすることができます。数多くの先生方が、少しずつ良くなり、確実に自己肯定感を持って教育活動に当たれるようになりました。
3 私は保護者の方の声をしっかりと受け止めて、保護者の方の思いの本質を捉えることができます。本質を認識することで、保護者の悩みは解決していきます。
このようなことが言えるのは、私が実際に学校現場に長く勤務し、教諭、教頭、校長としての経験を通じて、赴任先での保護者の方々の悩みや苦しみを解消してきたからです。
まずは、気楽な気持ちで、連絡をしてください。
その上で、皆様自身が私に相談依頼をするかどうかを決めてください。
以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2024年12月20日
石坂教育研究オフィス 石 坂 康 倫
メールアドレス ishizaka.k.k.o@gmail.com
私はよく思います。自分も含めてなんて人間は自分勝手なんだろうと。相手はどう思っているかわかりませが、僕は何度も人から裏切られてきました。この感覚はおそらく私だけではなく、かなり多くの人がそのように思っているのではないでしょうか。ところが相手はそのことを忘れていますし、気づいてもいないかもしれません。私が今最も関心があるのは優しさを押し付けるのではなく、本当に人に優しくなるにはどうしたら良いのかというのが大きなテーマです。これまで長い年月を学校教育の現場の中で活動してきて、自分の考えが正しいと思いながら、生徒たちにアドバイスをしてきましたし、管理職になってからは、教員にも自分の価値観のもとでアドバイスをしてきたように思います。すべて優しさだと思い、何も疑いませんでした。しかしそれは優しさの押し付けだということを今は感じています。学校を離れて初めて気づいたように思います。優しさとはあくまでも相手の気持ちに寄り添って一生懸命相手の気持ちを理解した上で取る自分自身の行動こそ優しさなのです。今日はそっとしておこう。今日は褒めてあげよう。今日は厳しく叱ってみよう。全てが相手を勇気づけるものでなければならないのではないでしょうか。それができるようになったときに、私たちは本当の意味で優しい人になったと言えるのではないでしょうか。今の私にはまだまだその域には達していません。自分が正しいと思ってやっていたことが家族、特に子供たちにとっては辛かった、と告げられたことがあります。子供のためにと思ってやったことが逆効果だったということです。私は一人間です。神様ではありません。それでも一人間としての優しさを追求することが、実はとても大事で、大げさに言えば、人類を救うきっかけになる場合もあるのではないでしょうか。そんなふうになれるよう、これからも自分と向かい合いながら家族や友人や縁を持った人たちと、よく話し合い、よく協力し合いながら、少しずつ優しい人になれるよう歩んでいきたいと思っています。これは決して押し付けようとしているのではありません。あくまでも、私が感じたり思ったり考えたりしていることです。
2025年4月14日
石坂教育研究オフィス
石坂 康倫
金子みすゞの詩に「みんなちがって、みんないい」があります。私の大好きな詩です。でも、人はそのことに気づいていないことが多いのです。その詩を知れば、「何だ!当たり前だ!」と思うかもしれませんが、実際には多くの人はこの言葉をみつけられないのです。この詩は、教育や哲学や生き方を表しているものです。「きみは、きみのままでいいんだよ」と伝えてくれています。そのことに気づけば、自身の存在を素直に認められます。 私は、これが教育の真髄だと思うのです。だから、世の中の流れはその真髄を脅かすものであってはならないと思います。 例えば、日本では大学と言えば真っ先に東京大学・京都大学となるでしょうし、最近では海外大学であるオックスフォード大学・ハーバード大学・ケンブリッジ大学・MITなどが注目されます。研究機関としては最高峰です。その事実は確かです。でも、一人の人間の存在価値はそれとは異なるのです。「みんなちがって、みんないい」という教えがあることを忘れることなく、教育の真髄を学ぶことが未来の子どもたちにとって大切なのだと思います。今盛んに行われている探究学習は教育の真髄の延長線上にある発展形の学びであると思っています。
2025年4月14日
石坂教育研究オフィス
石坂 康倫
学校教育を含め、教育の本質は何なんでしょう?1子供たち自身の幸せと2日本や世界の幸せに分類できるのではないかと思います。1については一人一人全く違いますが、ただ1つ言える事はその一人ひとりが幸せに生きていけるということです。何でもいいのです。住む場所があり食べることができ、自分の好きな仕事がある。まさに衣食住が整っていれば、もうそれで充分幸せなのではないでしょうか。今の風潮はいかに自分が経済的に豊かになれるかに偏っている気がします。そのために低所得者と呼ばれる人たちは、時に惨めな思いをしてしまいます。でも教育の本質からすれば全く惨めに思う必要は無いし衣食住が確保できれば充分幸せです。後は一人ひとりの感じ方や考え方によるものだと思います。2については、自分がいかにこのように生まれてきたかを突き詰めた、非常に深い哲学観によるものです。人のために尽くしたいと思うレベルを超えて、日本と言う国世界と言う土俵の中でいかに平和で豊かな国々を作り上げるかと言う使命感によるものです。私は教育の本質は1で良いのではないかと思っています。と言うのはそこが保障されないと2の考え方も生まれてこないからです。だから本質は1です。そしてさらなる高いレベルでの教育等によって2を真剣に考えるようになります。という事は2に至るまでには相当な努力が必要になります。例えば語学力があるとか、自然科学的な教養があるとか、海外の人たちとの交流機会を持つとかと言うことになるので、その人の家庭環境にもよりますが、一般的にはとても高いレベルです。つまり第2の教育になると思います。探求学習やグローバル教育は大切です。またAIの推進によって世の中がますます多様化していくことも考えられます。その結果、フェイクの中で生きる難しさも経験しながら真実を突き詰めて行きます。しかしながら、世の中の多くの人々は1が満たされることが最も大事だと考えています。そのために必要な生きる力を見つけるのではないでしょうか。ここで言いたい事はあまりに自由に乗りすぎて、先進的なことばかりを重視すると、人が生きていく上での基盤になる衣食住の確保による満足感に意味がないような錯覚をしてしまいます。これは人々にとってとても不幸なことになります。私たちは衣食住を満たすべくして社会生活を送っていくそのための教育こそ学校教育の本質だと言うことを心に留めながら、2の大きな目標にも目を向けていくことがこれからの学校教育に求められていることだと思います。皆さんも自分の生活を顧みて、何が自分にとって幸せなのかを見失わないようにしてほしいと願っています。実際に私も錯覚をすることがあります。経済的な裕福さを夢見てみしまうことがあります。一見自然の事のように思いますが、実はそれはある種の錯覚だと言うことをわかっていないと、本当の幸せを掴み取ることができないと思います。実は些細なところに幸せがあり、それに気づかせるのも学校教育の本質的なことの1つではないかと思います。
2025年4月14日
石坂教育研究オフィス
石坂 康倫
文部科学省は、「令和の日本型学校教育」の構築を目指して ~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)を令和3年1月26日に出しています。この答申の具体的な内容については、97ページにわたって書かれています。これを全文読んで私の意見を述べるわけではありませんが、基本的に大賛成です。10人いれば10人違うように10通りの指導の仕方があると思っています。10人に共通するような指導ももちろんありますが、十人十色と言うように皆違っているが当然のことです。その一人ひとりに最適な指導をしていくことがこれからの教育では求められます。例えば、1クラスに40人の子どもがいたとします。当然40人は皆違うわけです。先生の言う通りに行動する子どももいます。先生の言うことに意見を述べた上で行動する子どももいます。先生の言うことに耳を傾けずに行動する子供もいます。先生の言うことには反した行動を取る子どももいます。先生の言うことを理解できない子供もいます。まだまだいろいろな子どもがいます。学校の先生は40人に共通して理解させたいことと一人ひとりに対してその子どもなりに理解をしてもらいたいことのどちらも大事です。それが個別最適な学びなのだと思っています。公立・私立を問わず、一人ひとりの能力や個性を理解し、その子どもの能力を発見し、あるいは引き出して、子どもが生きていく力を育てることが大切です。学習しょうがいであるとか、何らかの発達しょうがいのある子供は確実にいますし、その傾向にある子供も含めれば40人のクラスには5、6人位の子供がいても不思議ではありません。誰も取り残さないということは、そのような子どもを絶対に取り残さないということです。あるいは別の観点で言えば、主体的に行動しようとする子どももいれば、自分からは言動や行動をしない子どももいます。学習の成績一つとっても定期考査で満点に近い点数を取る子どももいれば一桁台の点数しか取れない子どももいます。また何かをしようと思ったときに協力的に行動する子どももいますし、全く協力しない子どももいます。繰り返しになりますが、すべての子どもに対して、その子どもに適した教育をすることが誰一人として取り残さない教育です。到底担任一人の力では適切な指導をすることは困難です。学校の教員一人ひとりが誰一人取り残さない教育を行おうとする意欲を持って意識を高めていくことが不可欠です。そして最終的には学校がチームとしてこのような取り組みを行っていくことで実を結んでいくのです。さらに大事なことがあります。それは教員の数です。教員が疲れ果てていては自分の身を保つだけで精一杯になり、生徒一人ひとりを見ることなどとてもできません。私が最後に言いたいことは教員数を増やすことを考えていくことが重要であるということです。公立学校では先生の定員数が決まっています。その数を増やす努力を国や地方自治体にしてほしいと思います。私立学校においても同じように教員の数を増やす努力をしてほしいと思います。このことが実現したときには、日本は公正公平な国として人材をしっかりと育てていると胸を張って言える国になると私は考えています。このオフィスだよりを読んでくださっている方もこのようなことを考えて、自分が子どもたちにできることを精一杯してほしいと願っています。
2025年4月14日
石坂教育研究オフィス
石坂 康倫
新学習指導要領が2030年に改定されます。その中で話題になっているのがデジタル教科書。最終的には紙の教科書とデジタル教科書の使い方は、各自治体の教育委員会に委ねられることになりそうです。ヨーロッパのフィンランドやスウェーデンでは、デジタル教科書に疑問を覚え、紙の教科書を推進することになりました。このことが日本の学校現場でも話題になることは十分に予想されます。デジタル教科書を導入する場合には、立場や人によって評価基準も異なってきます。そして、様々な意見や取り組み方が工夫されてくると思います。 生成AIの活用とデジタル教科書は別の話です。私は紙の教科書は不可欠であると考えている一人です。 学校の大きな目的は、生徒一人ひとりを成長させることです。子どもの学習は子ども同士のコミュニケーションと先生との双方向的なやりとりから成り立つものです。集中力と活発なコミュニケーションは紙の教科書の方が効果的です。その根拠の一つがフィンランドのデジタル教科書を使用したことによる弊害が生じ、OECDの世界ランキングの低下にあるという仮説です。改めて、紙の教科書が使われています。その結果によってこの仮説が正しいとなれば、紙の教科書の方が子どもの学力向上と学習には優位であることが明らかになります。 日本では、デジタル教科書をより一層推進しようとしていますが、中央教育審議会や文部科学省の関係者は、様々な学校に赴いて、教室内の子どもの実態をよく見てから判断してほしいと願っています。 今盛んに言われていることがあります。それは、グローバル人材の育成です。そのために、英会話力を身に付けることや海外研修体験などを通して、各国の伝統・文化や世界の人々の理解を目指したグローバル教育に力を入れています。 また、生涯にわたって主体的に学び続けられるようになるために、探究学習にも力を入れています。 どちらも大事なことですが、実際にそのような教育に携わり、子どもたちを育てていくのは先生です。だから、先生たちは自身の教養を高め、指導力の向上を図り、人間的にも豊かになることが求められるのです。 そして、先生にとって何よりも大事なことは子どもに対する温かい教育愛です。 様々な影響により子どもたち自身が自分の人格を作っていきます。それでも、家族や友達、そして子どもの教育を司る先生の影響力は子どもたちの人格形成にとってとても大きいと思っています。 しかしながら、世の中の流れは変わり、先生の働き方も変わってきています。私が教諭でいたときにはこんな魅力的な職業はないと思い教育に情熱を注いできました。そのときの私は、働き方などと考えたことはありませんでした。好きだから、一生懸命にできたのです。こういう発言も難しい時代になりましたが・・・。 学生さんたちが、先生って、本当に楽しくてやり甲斐のある仕事だと思ってくれると嬉しいです。生徒の成長を身近で実感できることは、先生冥利につきます。多くの人が先生になってみたいと思ってくれることを心から望んでいます。
2025年4月14日 石坂教育研究オフィス
石坂 康倫
石坂教育研究オフィスでは、教員研修会や校長研修会等の講師もやらせていただきます。
これまでにも、校長時代に様々なテーマで二、三十回は講演をさせていただきました。
オフィスを立ち上げて1年半が過ぎますが、どうも私はビジネスパーソンには向いていないようです。
相談があっても無償で行ってしまいます。
今回の研修講師のご案内も基本的に無償で構いません。お気持ちがおありの場合にはご無理のない程度の予算でお引き受けいたします。
実は、日比谷高校の校長時代に書いた「日比谷高校は進化する」と言う本があります。もともとは日比谷高校の先生方に伝えたいと思って書いたものですが、少しばかり量が多くなったので、本にしてお配りしたものです。その時には販売もされました。
調べてみたら、Amazonから2000円弱で売られていました。しかし、それらはすべて中古品です。新品は私が買い取って100冊ぐらい持っています。研修会等での講師をお引き受けさせていただいた際に5冊程度お持ちします。そうすれば20件は大丈夫です。その折に差し上げます。
そこには、日比谷高校の3年間の先生方の変容と生徒たちの変容が書いてあります。少しはお役に立つと思います。
研修会の講師の件についてですが、講師料は無料でも、交通費や宿泊を伴う場所であれば、そのご負担だけはお願いします。
研修に際しては、可能ならば事前に30分程度のオンラインでのお打ち合わせをしたいと思いますが、難しい場合にはメールなどでの確認でも本番可能です。
私のお話がどれほどお役に立つか分かりませんが、自分の経験や今調査研究をしている時流に沿った教育内容やこれからの教育経営等についてもお話ができると思っています。
なお、対話の大切さを実体験しているので対話形式も効果的だと思います。その際には、その時々で私なりのアドバイスをさせていただきます。
ぜひ、遠慮なく次のメールアドレスまでご連絡ください。
ishizaka.k.k.o@gmail.com または、 tonnta0326@gmail.com
よろしくお願い申し上げます。
学校教育を考えるときには、次の3点を踏まえることになると思います。
1点目は、子供たちが楽しく学校生活を送りながら成長することができているか。
2点目は、学校や子供及び教員に対する教育制度と様々な規則などの組織的な学校運営が無理なくできているか。
3点目は、子供たちに対する教育内容と教育方法が本当に適切であるか。
2点目と3点目は、本来の教育目的である1点目を実現するためにあります。
一方で、上記のことを考える前に、いち早く解決したい現実的な課題が2点あると思っています。
1点目は、学校に教育愛のある教員が一人でも多くいることです。
2点目は、学校内の悩みで心が傷き、学校に行けなくなっている子供が沢山いること。そして子供が自分の存在意義に疑問を持ってしまうことです。
この2点の基本的なことを解決しない限りは、どんなに立派な組織であっても、どんなに画期的な教育活動であっても、必ずしも子供たちのためになるとは限らないと思います。時の流れに沿った学校教育を行う事が大事であることはよくわかっています。しかしながら、そのことばかりに注目しすぎて、子供たちの心や体の健康を蔑ろにしているのであれば、すぐにでも一番にやった方が良いことをやる。見直した方が良いことは見直すことだと思うのです。
学校教育では不易と流行という言葉をよく使いますが、一番大事なのは子供の心と体の健康です。そのことだけはどのような教育をするにしてもブレてはいけないことだと思います。
なお、別のことになりますが、本の宣伝をさせていただきます。
本日Amazonに自費出版の本を出版申請しました。手続き作業を順次行い、ようやく出版に辿り着きました。ペーパーバックと電子書籍で発行します。完成度は心配ですが、手作り満載だと思います。
リーダーの皆様をはじめ、様々な方にお読みいただければ幸いです。
2025年3月31日
石坂教育研究オフィス
石 坂 康 倫
対話は子供たちを大きく成長させる鍵を握っていると思っています。
私は日本アスペン研究所の高校2年生を対象としたジュニアセミナーのモデレーターをしています。古典の哲学書などから、専門家によって選択された箇所をテキストとして使います。本セミナーは「よく生きる」ことを目的にしています。ジュニアセミナーの参加者は約60名です。1グループ約20名で3グループに分かれて行います。対話の仕方については、活発でスムーズな進行できるようにと、いくつかのルールが設けられています。オンラインによるオリエンテーションで対話の仕方を学んだ後に1つのテキストについて対話をしてみます。その後は1ヵ月位の間隔で3日に分けて会場を借りて対面での対話が行われます。毎年驚くことは参加者の生徒たちの成長ぶりです。著書と対話する、著者と対話する、参加者及び自分とも対話するのです。テキストを読み込んできて、自分なりの理解ができていても、他者の意見を聞くことによって理解の仕方やテキスト内容の理解が一人一人によって異なることで理解は一層深まります。その結果、3日目の最終日には想像できないほどの深い考察ができるようになります。
私が今回このことを取り上げたのは、これからの教育の中で【対話】を取り入れることがとても大事だと実感しているからです。私は大人にとってもこのような対話が必要だと考えています。哲学対話でなくても1つのテーマに沿って対話をすることでテーマの本質を見抜くことができ、テーマ解決の方向性も見えてくると思っています。
そのために私のオフィスでも大人の方達との対話を計画しています。ただ、私はずっと教育現場にいたので、まずは学校の先生方との対話をしたいと願っています。私の石坂教育研究オフィスはまだまだ知名度がありません。私自身も決して有名ではありません。ホームページでは校長先生、諸先生方、保護者の皆様とのオンラインによる話し合いをご案内しています。
今後、学校教育における必要で重要なテーマを考え、対話会の希望者を募りたいと思っています。その時には、ふるってご参加ください。
2025年2月25日
石坂教育研究オフィス
石 坂 康 倫
日本の大きな問題の一つは、自己肯定感が低い人が多いことです。実際に、私もその一人です。
だから、“どの様にしたら自己肯定感を高くなるのだろうか”と常々考えています。
実際に、自己肯定感が高くなるとどのような良さが出てくるのか私なりに挙げてみます。
1自分を好きになれること
2自分の弱さを認めてそれさえも自身が受け入れられること
3人に何と言われても自分の思っていることをきちんと話すことができるようになること
4人の良さや人の弱さを知ることで相手を尊重する気持ちを持てるようになること
5自分の可能性を信じて頑張り抜こうとする気持ちが強くなること
大きくは、この五点だと思います。
日本は世界のリーダー的存在になろうと努力していますが、実際にはアメリカやヨーロッパやインドや中国や韓国など多くの国々に先行されているように感じてしまうことがあります。そしてそのような国では、自己肯定感の高い人が多いという事実が出ています。
日本の文化には「でしゃばらない」とか「わびさび」という控えめな部分や目で見えない部分を大事にする習慣があります。実はこれはとても大事なことだと思っています。この日本人の奥ゆかしさとも呼べるものは、世界の誰もが素晴らしいと思うのではないでしょうか。
(途中で参考まで)
「今では、日本のAI産業は世界的に見ても上位に位置しています。スタンフォード大学の「スタンフォード大学の「人間中心AI研究所(HAI)」が発表した「グローバルAI活力ツール(Vibrancy Tool)」によると、日本のAIは、グローバルランキングで9位にランクインしました。このランキングは、研究開発(R&D)、責任あるAI、経済、教育、多様性、政策・ガバナンス、世論、インフラの8つの分野で、36カ国を評価したものです。そして、インフラ分野では世界3位に位置しています」
このように日本はAI産業でもすごいのです。自己肯定感が低いのは、別に日本人ならではの原因がありそうです。
そのために大人たちだけではなく、子供たちまでも自己肯定感が低くなるのはなぜなのかとても不思議でなりません。日本人が日本の文化で育まれている人間性を誇りに思うことが大事だと思います。それこそが本来の自己肯定感の高さになるわけです。ただ、次に述べるように、自信のなさからどうも自己肯定感を高く持ちにくくなっているように感じています。
この日本人の美徳とも言える奥ゆかしさでは、残念ながら世界と対峙した時は通用しません。それが、日本の人々の中に自信のなさとなっているのではないでしょうか。本来、奥ゆかしさを美徳とする自己肯定感が高くても不思議ではない日本人が世界に目を向けたときに、自分の意見を堂々と述べる訓練をすればその意識は一変すると思っています。
それが、英会話によるグローバル人材教育であり、課題解決型の学習であり、探求型の学習です。だから、それらを実践している私立中高一貫校が中学受験で人気を博しているのです。そして、対話習慣です。これらの教育を踏まえながら対話訓練をすれば、ここで述べた課題は解決すると考えています。
もう一つ自己肯定感を高く持てない理由があります。それは日本の場合には「こうあればならない」という「ねばならない指導」が強すぎることだと思っています。その解決策として、個別最適な学び、自分を幸せにする学びを行うようになってきています。
これからの日本の教育の大きな役割の一つは、大人も子供も自己肯定感を高く持って生活できるようになることだと思っています。
2025年2月17日
石坂教育研究オフィス
石 坂 康 倫
日本においては、少子化が進む中にあっても私立中高受験に対する関心は益々高まっています。
私立学校では東大や医学部や海外大などへの進学に力を入れる難関私立中高一貫校とこれから求められる力に沿った教育に力を入れる私立中高一貫校とが二極化しています。
後者では、グローバル教育の推進、探究的な学習、STEAM教育を行うなど魅力満載な教育活動が展開されています。
一方、公立中学校や公立高校では明確な改革推進などの話題はほとんど聞こえてはきません。
今後は公立学校の存続と教育内容をもっと話題にしなければならないと思っています。
同時に、今私が気にしていることがあります。
特に都市部の小学校に多いと感じていますが、授業が成り立たないという現実があることです。これでは、何をしようとしても実現には至りません。だから、直ぐにしなければならないことは、その原因が何処にあるのかを学校は明確に捉えなければならないと思っています。
これからの学校教育の課題は、5年後、10年後、もっと先の30年後以降の日本のあるべき姿を描き、そのためにどのような取組をするかという展望を描くことです。目先のことにばかり目をやらずに先を見通した教育ビジョンを作ることが一番大事なのではないでしょうか?
そして、今教師の中には公立私立を問わず悩みを抱えている人があまりにもたくさんいます。実際に、児童生徒の不登校だけでなく、教師の休職が増加しています。
今の学校の近々の問題は教師が意欲を持って働くことができる環境づくりをすることです。その理由は、時の流れに沿って先を見据えた教育を行おうとしても、教師が疲弊して俯いている状態では実践することすらままならないからです。
本来、私は教師ほどやり甲斐のある仕事はそうはないと経験上感じています。
皆さんは、いかがお考えですか?
2025年2月3日
石坂教育研究オフィス
石坂康倫
「全国の校長先生対象相談のご案内」
校長先生、私とお話ししてみませんか?
は私公立学校と私立学校の校長職を
併せて18年間務めてきました。
1年半前に学校を離れ、今は「石坂教育研究オフィス」を
立ち上げて活動しています。
学校の研修会のzoomによる打ち合わせや実際に学校を訪問して
インタビュー取材などをする度に、校長先生方が様々な課題に直面して
ご苦労されていることを知らされます。
実は、最近まで私自身もその一人でした。
学校現場からはなれ、今ではかつての自分を客観視できるようになりました。
お話しやご相談をご希望される校長先生は「石坂教育研究オフィス」の
ホームページに申し込みのフォームを載せておきますので、
必要事項を書いてお送りください。
私は、必ずや校長先生のお力になれると思っています。
その後、私を信じて相談を申し込んでいただく場合には費用が発生しますが、
月に2回程度のzoomまたはオフィス会議室での対面での相談を考えています。
ご連絡をお待ちしています。
2025年1月27日
石坂教育研究オフィス
石坂康倫
時間 |
料金/場所 |
---|---|
初回(40分) |
無料 /ZOOMまたは オフィス会議室 |
2回目以降 (40分+休憩10分+40分) |
1回5,500円(税込) /ZOOMまたは オフィス会議室 |
月2回 (40分+休憩10分+40分) |
月9,900円(税込) /ZOOMまたは オフィス会議室 |
見出し | ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。 |
皆さんは、自分のことをどの様に見ていますか?
私はこれまで人のためにと思って自分にできることは精一杯にしてきたつもりです。
それが自分だと思ってきました。
でも、冷静にそんな自分を振り返ってみるとき、どこかで見返りを求めていた自分がいたように思います。
そのようなことは、これまで全く意識さえしていませんでした。
意識していなくても、そうであった自分を恥ずかしく思っています。
人のために取った行為は、必ず他の人へと届けられていきます。
自身が不完全であることは分かっていますが、最近になってそのことを強く自覚し始めています。
今、この年齢になって気づいたことは、人のことを考えて行動することの大切さと有り余るほどの価値です。
その行為自体が自分の喜びになっていることにようやく気づきました。
今後、再び自我が強く出てくるかもしれません。
でも今は、どんなに些細なことであっても、人に喜んでもらえることを1日1回はしていく生活を送っていきたいと思っています。
2025年1月24日
石坂教育研究オフィス
石坂康倫